「めまい」には多くの種類があり様々な原因で発症します。また、めまいの症状は個人差が大きいことも知られており長年に渡って悩まれている方も多くいらっしゃいます。めまいの症状は大きく分けると3種類に分類することができます。天井がぐるぐる回る「回転性めまい」、頭がふらふらする「浮動性めまい」、また眼の前が真っ暗になる「立ちくらみ」などがあります。めまいを起こす病気のなかには、内耳の病気や脳の病気などがあり、中には緊急を要するものもあります。私たちの身体には姿勢やバランスを保つ平衡機能が備わっています。その機能をつかさどる場所の一つが耳の中にある「三半規管」と「前庭（ぜんてい）」です。

三半規管と前庭の隣には、聞こえに関わる蝸牛（かぎゅう）があるので、めまいと難聴は同時に起こりがちです。特に「回転性めまい」が起きたら耳鼻咽喉科を受診してください。