副鼻腔炎(ふくびくうえん)
病態と症状
顔の頬やおでこを形成する骨の中には副鼻腔という空洞が存在しています。副鼻腔は鼻腔と交通しているため、かぜなどのウイルス感染に続く細菌感染によって炎症を起こすことがあります。黄色い鼻水や鼻水がのどにまわる感じ、鼻づまり、頬部痛、頭痛などの症状を起こします。
副鼻腔炎は一時的な急性副鼻腔炎、長期に症状が続く慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎などに大別されます。
当院で可能な検査
軟性内視鏡を用いて鼻内所見を観察します。副鼻腔炎である場合、特徴的な鼻汁や鼻茸(鼻ポリープ)を認めることがあります。精査が必要な場合、副鼻腔CT検査を行います。当クリニックでは当日検査可能なCT検査機器を備えています。
治療
細菌感染が原因である場合は抗菌薬の内服治療を行います。慢性副鼻腔炎に対しては長期的に薬剤を継続することがあります。
薬剤治療に効果がない場合は手術治療を行います。当クリニックでは副鼻腔炎に対する日帰り手術を行なっています。