加齢性難聴(かれいせいなんちょう)
病態と症状
加齢により内耳の細胞障害、神経障害などが生じ、内耳伝音機構が障害されることが誘因となります。加齢性難聴は左右対称性の難聴や、高い音域における難聴が特徴です。
当院で可能な検査
内視鏡や顕微鏡を用いた耳内の観察や、純音聴力検査を行います。
また、加齢性難聴と似た症状を呈する他疾患が隠れていないか検査を進めていきます。
治療
他疾患が否定され、加齢性難聴の診断に至った場合は補聴器による聴覚リハビリテーションが有効です。当院では補聴器外来を設けており、補聴器適合判定医と認定補聴器専門店とが連携をとりながら補聴器作成を行っています。また補聴器の性能を評価するための防音室を備えています。