突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)
病態と症状
突然発症する難聴です。原因として内耳循環障害やウイルス感染、外リンパ瘻、自己免疫などが推定されています。難聴とともに耳鳴りやめまいを伴うこともあります。
当院で可能な検査
内視鏡や顕微鏡を用いた耳内の観察や、純音聴力検査を行います。めまいを伴う際は、微細な眼振の評価と記録のために赤外線カメラ眼振検査装置を使用した検査を行います。また、突発性難聴と似たような症状を引き起こす他の疾患が隠れていないか診察をします。
治療
突発性難聴と診断された場合、早期に治療介入することが大切です。当クリニックでは治療方針決定のための血液検査を速やかに行ないます。お薬の内服にて治療が困難であった場合は、薬剤を耳の中に注射する治療(ステロイド鼓室内注入療法)を行ないます。